真鴨と一緒にお米を作る農家
!! 新潟県【百姓一揆 自然米(じねんまい)】のご紹介 NO1 |
「自然の中で人がまんなか」と提唱し続ける農業法人「百姓一揆」です。 |
農業法人
百姓一揆がある新潟県の安田町(現在は阿賀野市)。 この地域は人口わずか1万の小さな町で、新潟県の北東部に位置し、現在でも昔ながらの酪農家が数多く存在し大自然の中で、「循環型肥料栽培」によって生活を営んでいます。 この「循環型肥料栽培」のポイントは、稲作農家で発生した稲ワラのリサイクルです。 発生した稲ワラを、まず酪農家が牛の敷きワラとして使用します。 その後、使用した稲ワラ(牛糞ワラ)を、稲作農家が回収。一年以上完熟させ天然堆肥として、再度自らの田んぼに散布します。 田園内に真鴨を放し、害虫や雑草を食べてもらうことで農薬や化学肥料を一切使わない「安心無農薬米」を完成させた後、刈り取った稲ワラを、再度酪農家が利用します。 こうして、食に対する自然な循環(リサイクル)が確立しているのです。
真鴨(マガモ)に害虫や雑草を食べてもらう様子 |
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美味しいお米を生み出すのは、恵まれた自然環境と真面目な造り方 |
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百姓一揆の苗は、ハウスで育てられます。
その命の息吹に生命力を与える重要な役割をもたらすのが 「水」です。
この地域の水は、奥越後の山々に源を発する水質県下一の伏流水のため、苗に与えることにより力強い生育を促してくれます。 次に田植えに入ります。 酪農家から集めた天然堆肥を投入し、有機栽培で苗を植えていきます。 その際に、育つ稲にストレスを与えないように、通常の6割程度しか苗を植えつけません。
稲は常に繊細で、人間と同じようにストレスを感じると病気になったり、お米本来の旨味が抜けてしまうのです。
加えて、真鴨を田園内に放ち、雑草や害虫等の駆除に一役買ってもらいます。 こうして一切の農薬化学肥料を使用せずに、美味しいお米が出来るのです。 通常の6割しか植えつけないので、収穫量は半分近くに減ってしまいますが、安心して美味しく食べて頂く事を考えると、生産量は追えないのです。 |
NO2 につづく→
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